高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

まちごと図書館と移動図書館


※画像は公民館の図書室。せっかく立派な書棚があるのだから、図書館の蔵書を活用して分室にするほうがよいのではと提案しました。
◆12月議会が終わりました。
最終日に一般質問で「まちごと図書館と移動図書館」について質問。
1973年に市制30周年を記念して開始した移動図書館(自動車文庫)きぼう号が
本年度に業者委託の入札が不調になり、運行が休止に。
図書館は代替案として、市内6カ所の公民館と支所1カ所の計7カ所で「まちごと図書館」を来年度行うと提案しています。
◆その内容は
・公民館等に200冊程度一般書を配架
・本の入れ替えは年一回
・図書館司書が月一回訪問する
・予約した本を受け取ることができる
というもの。
◆公民館図書室の貸し出しは多いところで約2000冊あり、200冊の配架で年一回の入れ替えでは不十分。
結局、予約本を受け取るだけの事業になりそうな予感。
移動図書館の巡回場所は23カ所あり、7カ所ではカバーしきれず、本を借りるのが難しくなる地域が出てくる可能性あり。
それならば実施場所を7カ所から増やすのかといえば「検討中」。
では移動図書館を巡回させるのかといえば「持続可能な図書館行政を・・・」とかみ合わない答弁。
移動図書館の廃止を前提に提案されたとしか思えない「まちごと図書館」。
しかし移動図書館の代替となりえるかといえばまだまだ。さらなる検討が必要。来年度事業開始は拙速です。
いやむしろ、高齢化率が上昇し、図書館や公民館への移動や本の持ち運びが困難な世代が増加することを考えれば
移動図書館の役割はこれから増してくることも考えられます。
◆図書館のHPには →https://www.library.city.takatsuki.osaka.jp/lib_09_bm.html

「平成29年度の移動図書館業務を当面の間、お休みさせていただくことになりました。現在、早期再開に向け、努力を行っているところですが、ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。 再開日時につきましては、広報誌やホームページでお知らせします。」

と書かれています。
「廃止」ではなく、再開を。