高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

行政サービスコーナーから取次窓口へ


◆今月末で廃止される行政サービスコーナー。
9月議会では廃止に伴う条例の一部改正案が上程されています。
そして12日の文教市民委員会の協議会で「行政サービスコーナー廃止後における行政サービスのあり方についての報告書」(長い)について
の報告があり、10月10日から1年間、服部図書館と五領、今城塚、磐手、阿武山、南大冠の公民館で住民票などの証明書の「住民票等取次窓口」を設置する方針が示されました。
しかしこれがすこぶる不便。
いままで行政サービスコーナーでは住民票等の証明書は即日交付でしたが、10月からは一回窓口に行って申請してから一週間待ってまた窓口に証明書を取りに行く。ことになります。
・・・なんでこうなった。
◆コミュニティ協議会や自治会など11団体から行政サービスコーナーの存続を求める要望書や署名が提出されていますが
地域の皆さんがこんな不便な「取次窓口」を歓迎するとは到底思えません。
◆「取次窓口」を使い勝手の悪いものにして、マイナンバーカードを使った証明書等のコンビニ交付へと誘導しようというつもりなのかもしれませんが、
行政サービスコーナーの存続を希望する理由に「対面で職員に相談できなくなるのが不安」との声が多いことからしても、コンビニ交付が地域の方の望む選択肢ではないのは明らかで、すでに行政サービスコーナーを廃止してコンビニ交付を導入した他市でもマイナンバーの交付率は1割ほどにすぎず、
コンビニ交付のためにわざわざマイナンバーカードを取得する人が少ないのはわかりきったことです。
◆昨年度の行政サービスコーナーの証明書等の発行総数は11万件もあり、手数料も3,600万円にのぼります。
このままでは10月以降、本庁の市民課窓口が混雑すると思われますが、その対策が取られる様子はありません。
やはり存続要望の多い行政サービスコーナーは残す。
か、百歩譲って取次窓口を実施するにしても、業務内容を一から見直さない限り、著しく市民サービスの質低下を招いたとの批判は免れないでしょう。