高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

移動図書館


※「戦争と平和」展の名物コーナーでもある書籍コーナー。選書のすばらしいこと。これ全部市民の持ち寄りです。
◆先週『子どもたちと考える「戦争と平和」展』を開催し、4日間でおよそ1100名の来場がありました。
戦争の被害の歴史だけではなく、加害の歴史としっかり向き合うことが反戦・不戦へとつながっていくと思っています。
戦争と平和」展がその役割を少しでも担えたらと運営に参加させてもらっています。
◆そして先週の9日には私が所属する図書館協議会がありました。
主な議題のひとつに現在休止している移動図書館(自動車文庫)の運営について、
これまで図書館間の本の移動や、学校図書館への本の配送などと一緒に移動図書館の運行も業者に委託していました。
市の方針では学校図書館への配送等(現在は各学校の先生が旧天神図書館まで本を取りに行っておられる。これ、相当大変・・・)
は再開させる見込みですが、移動図書館のみ今後が未定。
巷では廃止されるのではとの声が出ていますが、協議会では図書館の考えとしてが「継続したい」との意向は聞けました。
が、
協議会の終盤に現在図書館が取り組んでいる「まちごとこども図書館」を「まちごと図書館」に変更する案が
図書館から提出されました。
中身的には市内の公民館に予約本等を配送するというもの。
「これ移動図書館の代替案やん」「やっぱり移動図書館廃止やん」との意見に図書館は「代替とは考えていない」と
言いつつも、この提案を承認するかのような議事進行になり「移動図書館の今後が不透明ななか、提案を認めるのは拙速」
という意見が出て保留となりましたが、果たして移動図書館の未来やいかに。
そもそもは入札不調が原因ですが、市の予算規模からすれば移動図書館の予算を増やすのは難しくない金額です。
◆他市(吹田市茨木市豊中市箕面市)の状況を聞き取りしましたが、どこも廃止する予定はなく、
箕面市は図書館整備計画がありながら滞っている地域があるのでその間は移動図書館は続けると言ってました。
ええ、高槻市も図書館を整備するとしたまま、未整備の五領地区は移動図書館の利用率が高い地域に該当します。
高齢者や小さな子供をもつ親などにとってもまだ必要。決して役割を終えたわけではないし、
今以上に活用できる可能性もあります。
高槻市の図書館行政への姿勢が問われています。