高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

見直しの見直しを


※今年もみそを仕込みました。うまく発酵してくますように。麹菌に願いを託す…
◆昨日から市議会では市長の市政方針に対する各会派の代表質問がありました。
先月結成した私たちの会派は現在二名で代表質問の権利はありません(最低三名が条件です)。
◆そして今日、明日は新年度の予算案や条例案への質疑。
私は工場立地法地域準則条例制定、個人番号制度に関わる情報提供ネットワーク、住民税税額通知書への個人番号記載、ふるさと寄付金
街かどデイハウスへの市補助金廃止、ひとり暮らし高齢者家賃補助廃止について質問しました。
◆税額通知書への個人番号記載ですが、
毎年5月、市内の42,000事業所へ従業員の住民税額を通知する書類が送付されています。
総務省は今年からこの通知書に個人番号を記載するよう自治体に通知しましたが、
個人番号を会社に伝えていないひとの番号まで勝手に記載していいのか、
外部に番号が漏洩するのではないかといった問題点が指摘されています。
昨年末の12月議会で質問した時点で市は「番号を記載するか検討中」と答えていましたが本日の質問に
「普通郵便で送る。番号を記載するが一定配慮する」と答弁しました。こんな感じ→「1234********」になると予測。
だったらもう何も書かなくていいと思うんですけどね。まぁ番号をそのまま記載することにならなくてよかったですが。

※本文とは関係ありませんが5日にあった「福島を忘れない原発ゼロ高槻deパレード」に参加。関電高槻営業所まえで「原発再稼働やめて!」のコール
◆今日は9月廃止予定の行政サービスコーナーについての質問も集中しましたが(私は来週15日の文教市民委員会で質問予定)
市は昨年末に答申が提出された「高槻市みらいのための経営革新」の骨太方針に基づいて、11の高齢者福祉事業を廃止、削減すると見直し案を提示しました。
◆そのなかの街かどデイハウス補助金、ひとり暮らし高齢者の家賃助成を廃止することについて質問。
高齢者家賃助成は家賃にあわせて月5000円or10000円を助成。
これを廃止して高齢者の生活に影響はないのか、
例えば今後生活保護を利用するとしても住宅扶助費の上限以上の家賃で住んでいたら
生活保護を利用するために扶助費以下の住居に引越さないといけなくなるのか質問すると
「丁寧な対応に努めてまいります」
とまったくかみ合わない答弁。
家賃助成を廃止することについて利用者に意見を聞いたかとの質問には
「今後周知します」
っていやいや、まず利用者に説明して、生活状況を把握してから廃止が適当か存続かを判断しないといけないでしょう。
利用者の半数である127名は80歳から100歳の高齢者、いまさら引越しするとなったらほんとに大変。
どうも経費の削減、廃止が最優先で、市民の暮らしに寄り添って考えるという視点が欠けている。
こんな「高齢者福祉事業の見直し」こそ見直さないと。