高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

公衆衛生研究所


大阪府の公衆衛生研究所に食材の放射線測定についてお話を聞きに行きました。

高槻市の給食食材もここで測定していただいてます。
測定方法が4月から変更になっているのですが変更理由をお聞きすると
ヨウ素の測定については半減期が8日で、すでに二年半経過しほぼ無くなったと判断できるので、検査対象から削除。
ただしセシウム137でいえば半減期が30年。ほぼ無くなるまでには相当な年数になる。

■府内の給食の測定について限界値を統一するため。
また測定時間で検出限界値は変わってくる。限界値20ベクレル(kg)なら20分ほど。限界値1ベクレル(kg)なら19時間が必要。
国の通知では限界値20ベクレル(kg)となっている。検品数も年々増えていて、1ベクレル(kg)まで測定することが業務上、難しくなってきた。
とのことでした。なお昨年度は公衆衛生研究所で測定した食品のうち、高い値を示したのがメバルの18ベクレルだったそうで、
それ以上のものは検出されていないとのこと。
測定の現状がよくわかりました。
しかし、安全性を考えれば検出限界1ベクレル(kg)で行うことが望ましいのですが…。

この日はニンジン(流通品・西日本産)の測定を見学させていただきました。
機械はゲルマニウム半導体検出器。府内ではここに食品用が一台のみ、だそうです。
そのほか府内4ヶ所の保健所(茨木・藤井寺泉佐野四条畷)は
NaIシンチレーションスペクトロメータという機械を昨年から設置し、測定を行っているそうです。
ただこの機械については最終確認まではできないということで、
セシウムが基準値に近い値を示した場合は公衆衛生研究所に持ち込み、最終確認を行うそうです。
ちなみにニンジンの測定結果ですが、検出されず。でした。
その他、環境放射線の測定についても説明していただきました。
職員のみなさんにはとても丁寧に対応していただきました。
ありがとうございました。