高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

先週の報告1


■24日(月曜日)住之江区南港の咲洲庁舎(WTC)へ「災害廃棄物の処理指針に係る検討会議」第二回目の傍聴へ行ってきました。
既に環境省へ府内の各市町村が
A:既に受け入れを実施している
B:被災地への職員派遣や検討会議の設置等の具体的な検討を行っている
C:被災地への職員派遣や検討会議の設置等は行っていないが、受入れに向けた検討を行っている
この3つの選択肢からひとつを選び、各設問に答える調査への返答を済ませていた段階で行われたものです。
高槻市は当初Cで返答していましたが、この3つの選択肢以外も受け付けると大阪府が方針を変えたため、
高槻市はこの3つの選択肢に該当がない白紙状態で再提出しました。
普通に考えれば検討会が行われているということは府の方針も固まっていないわけで、
クリーンセンターも具体的な中身が見えないなかで判断して回答できないし設問内容も受け入れることが前提となっています。
あきらかに環境省の設問設定に問題ありです。
9月議会で高槻市はガレキ受け入れは周辺自治体の動きに合せて判断していくと言っていたのですが、
周辺市の動きと高槻市の動きを見るとしっかりと他自治体との情報交換が行われているのか疑問が残ります。

■肝心の検討会も受け入れの是非を問うようなものでなく、受け入れることに前のめりになっている感がありました。
放射線への評価も指摘されている危険性について対応できているものなのか不明確な状況です。
例えば先日、横浜でストロンチウムが測定されたことで府はセシウム以外の放射性物質によるガレキへの影響を調査しなおすことになりました。
また、一般処理しても良いとされる焼却灰一キロ8000ベクレルの根拠になる計算式(素人は解読不可能なもの)の見直しや
放射能の影響を受けやすい子ども、放射能管理区域外で放射線作業従事者扱いされない作業員を想定した線量限度算出方法の見直しを行うことなど、
決着点を見出すのはかなり難しいのではないかと思いました。
前例のないことで検討会の委員の方々も確信のないなかでの議論でもあるのか、残念ながら緊張感をもった活発な会議には見えませんでした。
検討会終了後、「これでほんまに大丈夫なん?」と傍聴者から不満の声がありその後、傍聴に来られた方々と意見交換しました。
皆さんいろいろ勉強していて、いろんな情報を聞かせてもらいました。

次回の検討会は今週11月4日(金)10:00からです。
以下から第一回の議事録、過去二回の資料が閲覧できます。
大阪府ホームページ⇒http://www.pref.osaka.jp/shigenjunkan/kentoukaigi-no-setti/index.html