高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

施設見学会

新人議員を対象とした施設見学会に行ってきました。
市内7ヶ所を訪問する強行軍で、初めて訪れたところばかりでした。
では訪問順に…

桃園小学校横の消防本部の新庁舎です。旧庁舎を残したまま建てられました。
6月から引越しを開始、耐震に問題のある旧庁舎は取り壊し、駐車場などの工事が来年末に終了する予定。

新庁舎内の消防司令室。市内を望遠できるカメラを庁舎とJRツインタワーに一台設ずつ設置。市内の全消防車両の現在地を把握でき、緊急時に現場に急行できるよう配備がされているとのことです。災害時には自前で一週間分の電力や燃料を確保できる設備を設けています。

大阪府三島救命救急センターです。ここは専門医集団による救急医療が受けられる病院で、現在全国に二つしかないそうです。

救急車両に医師が同乗する「ドクターカー」ドクターヘリの陸上版ですね。5年前に本格的に稼動。消防救急隊の方が医師と共に救急現場へ向かい、医療行為の補助も救急隊のみなさんが行っています。救急隊のみなさんの努力もあって、初動の治療が向上し救急搬送された患者さんの社会復帰度も年々上昇しているとのことです。

大冠浄水場です。写真は管理室です。24時間水の需要量を管理しているようで、大型モニターにグラフになって表示されています。ここでクイズが出ました、「午後八時頃に急激に需要量があがっているのは、何故でしょう?」えっ炊事かお風呂…と思ったのですが、不正解。答えはテレビがコマーシャルに入ったときにいっせいにトイレが使われるからだそうです笑。ほんまかいな。

お昼は冠小学校の「ランチルーム」でこどもたちに混じって給食を食べました。一食210円也。ちゃんと払いましたよ。この日はパンの日でごはんと日替わりになっているそうです。みんなにどちらが好きか質問。パン派が優勢でした。う〜ん、ごはんもっとがんばらな…。気になったのはアレルギー対応が徹底されていなかったこと。十数年ぶりの給食懐かしかった!

前島クリーンセンターです。ここも老朽化が進み、焼却施設の更新工事が予定されています。写真はごみの貯蓄場とクレーンでごみを移動させているところです。以外に臭いがない。聞くところではEM菌(沖縄発祥の土着菌)を利用した生ごみの処理やウインドカーテンなどで臭いの発生を抑えているそうです。

焼却の際に出る熱エネルギーを利用した温水プールや蒸気タービンの発電機など、いかに使用したエネルギーを回収・循環させるかが課題だそうです。逆にごみ自体は過去二年間で回収量が30%に減り、懸案だったごみの減量が進んでいることが話されました。人身事故も度々あったようですが安全対策が進み、軽減しているようです。

昨年オープンした古曽部防災公園です。災害避難時にかまどになるベンチ、倉庫兼簡易トイレや上水貯蔵タンク、備蓄食料庫などの設備がありました。周辺住民8000人が3日間避難することを想定して作られているそうです。体育館もきれいでトレーニングルームは平日にかかわらず利用者が多い。なるほど三時間利用で200円ですからね。

埴輪郡です。

最後に訪れたのは今年オープンした今城塚古代歴史館です。
10年の歳月を経て開館したそうです。高槻市の遺跡は歴史学でも重要な位置を占めているそうです。職員の方が「市民に理解され、市民と共に作っていく場所にしたい、そういう意味でここはまだ完成していないんです」と仰っていました。
駆け足の見学会で細部まではとても把握できませんでした。それでも職員の方々の熱意も伝わってきましたし、問題点もいくつか聞かせてもらいました。今後一人の市民としてまた議員として、市内施設のあり方を考えていくひとつの機会になったと思います。見学もできますので皆さん高槻探訪に各所へ行ってみてはどうでしょうか。