高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

98回目の交流・学習会

◆近畿圏のいわゆる市民派(という呼び方も浸透しなくなったと感じるこのごろ)
議員が有志で行っている「近畿市民派議員交流・学習会」の第98回目。
開催地は持ちまわりで今回はわが高槻市

◆三部構成で第一部は「無戸籍児者問題について」
講師は南和行弁護士。ご自身が当事者と接して感じたことなどを
織り交ぜながらのお話には多くの方が引き込まれました。
民法772条による嫡出推定の功罪について、無戸籍を巡る司法、立法、行政各機関それぞれの問題点についてなど分かりやすく話してもらいました。
家族のあり方を法が縛る。そのことによって苦しむ人がいる。
その状況を改善していくために何が必要か。改めて考える機会となりました。

◆第二部は「障がい者差別解消法」について
講師は高槻市障害児者団体連絡協議会事務局長の山田義昭さん。
四月から施行の差別解消法。法が成立しただけでは差別はなくなりません。
社会の差別を生むあらゆるものを乗り越えていくための取り組みを広げていけるかが
問われています。

◆第三部は「TPPから考える〜市民・地方自治体への影響」
講師はNPO法人AMネットの武田かおりさん
農業だけではなく、あらゆる分野において多国籍企業の儲けの最大化=規制緩和を進めていこうとするのがTPP。
水道事業といったインフラも多国籍企業に売り渡されることになるかもしれません。
◆大臣を辞任した甘利氏にかわりかつて「TPPに反対」と公言していた石原伸晃議員にはぜひTPP参加破棄をお願いしたいところ。

・・・と内容の濃い一日。講師のみなさま、参加者のみなさまありがとうございました。
講演はもちろんのこと、他の自治体議員さんのするどい質問や示唆に富む意見などを聞けるのもこの交流・学習会の醍醐味。勉強になります。