◆エルおおさかで「子ども・子育て支援新制度」の学習会に参加。
この制度の学習会にはこれまでも何度か参加していますが、
講師の先生方も口々にややこしくて、わかりにくいと言っている通り、
複雑で難解。
◆前半は制度開始で設置が増える見込みの「認定こども園」について
大阪大谷大学の長瀬美子さんから
こども園の保育で着目する点について。
幼稚園と保育所という異なる環境が合わさるなかで
園児の育ちをどのように保障するかなどが話され、
娘を認定こども園に通わせている一人の親としても興味をもって聞きました。
◆仏教大の奥野隆一さん、奈良女子大の中山徹さんからは
「この制度は介護保険に近い。
現在の現物給付から現金給付に変わったとき、
行政は子育て・保育の現場から一歩も二歩も離れて当事者の状況がわからない、つかめなくなってしまう。
制度の名の通り「支援」重視で、こどもや保護者の生活を「保障」するといった役割が後退しかねない。
そうさせないための運動と働きかけがこれから重要」
と話されていました。
◆来年からはじまるこの制度、ぜんぜん認知されていないというのも問題です。
批判するだけではなくて、こどもたちのために保育環境悪化を許さない取り組みが必要です。
※写真は先日収穫した野菜たち。いまとうもろこしを育てていて台風8号でどうなるか心配でした。
