高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

宇都宮市と会津若松市へ

文教市民委員会の視察で宇都宮市会津若松市へ。
宇都宮市では「ふるさと宮まつり」について。
会場の規模、来場者数など高槻まつりとはスケールが違うものの
祭り運営にあたっては高槻まつりも参考にされたとのことでした。

会津若松市では「放射線教育」と「先人の教育」について
放射線教育は昨年の夏から小学校では年二時間の授業が行われており、当日は四年生の授業を参観させてもらいました。
写真は「はかるくん」を使っての放射線測定実験の様子です。
放射線の基礎的な理解から、原発事故後の市内での放射線の変化についても
授業で説明されていました。
授業は問題の放射線副読本にそったものではなく、放射線の危険性や防護についても説明し、客観的に放射線を取り扱っていた印象を受けました。
放射能の問題は無理解から起こる差別など、人権にかかわる問題も孕んでいる」と、講師をされている先生から教える上での苦労などもお聞きしました。
会津若松福島県でも比較的放射能汚染の影響が小さい「クリーンゾーン」ということも聞きました。
地元の新聞を読むと福島県内全市町村各地の測定値が掲載されていて、そこからも確認できます。
ただこどもたちに放射能の危険性を背負わせていることは事実で、そう考えると一人の大人として忸怩たる思いにかられます。
先述の「はかるくん」には「文部科学省」の文字がありました。
原発政策を推し進めてきた文科省マッチポンプみたいなことをしていると感じて、余計に腹が立ちました。
歴史遺産も多く、大正時代の街並みを活かした市内の景観は見ごたえあるものでした。会津出身の新島八重が次の大河ドラマの主人公にもなっているとのことですが、震災以後、観光客が減少しているということもお聞きしました。
原発事故の現実とどう向き合うか、その一面を垣間見た気がしました。