高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

今年も反原発、被災地復興、市民の暮らしを第一に

 
■2012年になりました。遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。
被災地や原発事故のことを思うと素直に明けましておめでとうございますとは言えず、暗澹な思いにもなります。
しかしそれらの課題解決にむけて少しでも役に立てられるように、また(増)税と社会保障の一体改革(改悪)、TPP参加交渉、沖縄基地移転問題など市民の暮らしを脅かすさまざまな問題についても大小かかわりなくぶつかっていきたいと決意を新たにしています。


■年末はいろいろな方と話をする機会があり、アドバイスや叱咤激励など数々の至言をいただきました。
そのなかで「反対だけではなくてどうあるべきか示すことも大事」という言葉を市民の方との会話のなかで聞きました。
直接僕のことを指して仰ったのではないと思いますが僕は今の政治や高槻市に対して異論があるから立候補したので議会でおかしいと思ったものには反対します。
もちろん反対の理由をきちんと相手に伝えることや具体的な考えを示すことも大切だと思います。
議会で反対だけ唱えても何も進まないというのは議会がすべてという考え方からすればそうかもしれません。
しかし議会は全能ではあり得ません。前提に主権者は市民であるということ、市民と離れて動く政治は真の政治ではないということを忘れてはいけません。
たとえ少数だとしても議会で反対を表明することは市民の意見を議会に活かすためで、それが民主主義の原則だと思っています。
昨今、先の大阪府知事、市長選の維新圧勝に見られるように急激な変化を求める風が吹き荒れようとしています。
また勢いのある維新の会に擦り寄る政治には辟易します。この流れは民主主義とは相反するものです。
新聞の新年特集に三十代の若者が厳しい現実を前に悪戦苦闘する姿を追った記事が連載されていました。
ぼくと同世代人たちはバブル後の不況と小泉政権時の新自由主義政策に翻弄されました。
しかし政治がどのように自分の生活に影響を及ぼしてきたか客観的に見る人は少ないのではないかと思います。
小泉フィーバーと同じくなんとなくという空気で選ばれた維新の会の大阪都構想も数々の条例案
利権体制を他所から取ってきて再構築したり、スライドしたりすることが眼目で新自由主義的です。
そこに何気ない日常を何とかやりくりして暮らす生活者に対するまなざしはありません。
この流れに対する批判を具体的に伝えていくことも大事だなと思っています。
昨年の選挙活動中、ある大先輩から「いまの高槻市議会は緊張感が足りない」と聞かされました。
まだまだ力及ばずという感もありますが、自分も緊張感を持って議会でまたそれに留まらないように活動の幅を広げていけたらと思います。


■年明け、久しぶりに畑に行きました。写真はいま育てている芽キャベツです。出来は良いとはいえませんが、収穫できたことに感謝してスープに入れて食べました。
2年前まで冬場に鼻水たらして牛の世話をしたり畑で草引きをしていましたが、自然相手に仕事をすると原発もTPPも人間中心の考え方から生まれた愚策であるか思い知らされます。