高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

市バス

高槻をまわっていてよく聞かせてもらうのが「市バス」のことです。
過去、幾度となく市議会で無料パス存廃が議論となりました。
僕も移動は専ら自家用車ですが、最近バスに乗ることもしています。
昼間の乗客は確かにお年を召された方が多く、利用率も高いです。僕なんかが乗ると、ちょっと浮いてしまうくらいです。市バスがお年寄りの「足」として動いていることが実感できます。
しかし、市財政の今後の動向では、無料パス見直しも含めた市バス運営の議論が再燃すると思われます。
市民の意見は地域の事情によっても変わります。
やはり樫田、原、安岡寺、松が丘などの自転車移動が容易でない地域からは「路線削減とかになるくらいなら、少しの負担も受け入れてもいい」という切実な意見も聞きます。
「高齢だと足腰が弱くなってバスそのものに乗れないからどうせなら介護タクシーの利便性をもっとあげてほしい」
といった高齢の方が抱える実状や実態を総合的にみた市バス運営を望むといった現実的なお話も聞きました。
また、「民間にしたら儲け第一になって市民の足でなくなってしまう」
「市バスは福祉なんやから無料が原則」
「公営は赤字を覚悟してでも、市民のために頑張るという姿勢を見せてほしい」
といった声も聞きます。
このような市バスに対する多種多様な意見を行政はしっかり聞いていくなかで、どのような市バス運営を構築していくか議論を深めていく必要があると思います。
目先の財政重視の、急場しのぎのような無料パス廃止には反対です。一度有料になると歯止めがききません。
今日の高槻市は市内に住むお年寄りの方々の賜物でもあるわけですから。