高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

図書館協議会

◆今年度委員となった高槻市図書館協議会に出席。
高槻市の図書館は蔵書も豊富で、障がいのある方への録音図書の貸出やティーンズ向けのイベントを開催するなど
各館が特色ある取り組みを行っています。また多くの市民ボランティアの協力のもと読み聞かせなどの事業を展開しています。
私のこどもも絵本が好きで、図書館には大変お世話になっております。
◆ただ、課題もあります。
例えば利用者の割合が中高齢層が47%と高い反面、若年層の利用が低いこと。
一人あたりの貸出冊数も北摂他市と比較すると若干少ないことなどなど。
◆2014年度の包括外部監査では図書の貸出期間(3週間)が他市と比較して長いため、貸し出しの回転率が低く、予約待ちが発生している、
期間の短縮(2週間)が必要との意見が出されていました。
多くの人が希望する本を借りられる工夫は必要だと思います。
まずは本当に期限ぎりぎりまで借りる割合が多いのかどうか実態調査に取り組むべきです。

◆また正規職員が少ないことが各委員からも問題視されていましたが、
その影響なのか職員体制に余裕がなく、図書館司書がレファレンス(図書の照会業務)向上のための研修などに参加できていない状況で改善が必要です。

◆先日、市民の方から「どういった基準で図書を購入しているのか知りたいが、図書館のホームページを見てもわからない」という相談がありました。
高槻市では18年前に図書資料の収集方針や図書選定基準を策定しているのですが、市民に公表されていません。
方針の条文には「常に市民の論議の対象となるよう公開し、市民の意見を聴取し、利用形態、図書館サービスの進展にあわせて、適宜改定していくものとする」と
明記されているのですが…。
方針も選定基準も点検をして必要があれば改定をするべきです。
◆子ども読書活動推進計画では高槻市が取り組む「まちごと子ども図書館」事業。学校や公民館などに図書館の本を巡回させ、こどもたちに本に触れる機会を増やすとても良い
取り組みです。
その点でいうと京大農場跡地に整備する(仮称)子ども未来館と図書館との連携はどうするのか。現状何も検討されていないと指摘しました。
◆これについては協議会会長からも何らかの検討が必要ではと意見がありましたが、図書館の反応は鈍い…。
近隣に関大の図書館こども分室はありますが、ここは大学が休みのときは利用できません。そういう点でも利用しない手はないと思うのですが。

21日投開票の箕面市議選の最中で無所属の中西とも子さんの応援に行きました。オンブズの経験から市政に鋭く切り込み、庶民の生活に根差した活動は勉強になります。同じく無所属のまずだ京子さんも当選してほしい候補者です。