◆9月議会です。2019年度の決算について、そして今年度の補正予算について私が質問した概要です。
・公共施設の電力、再生可能エネルギーの比率を上げましょう!
強力な台風10号が接近しています。大きな被害がないことを祈るばかりです。
「何十年に一度」というような規模の台風が毎年のように発生するようになりました。
これは地球温暖化の影響によるものでしょう。
さて・・・
◆2018年度から高槻市は電力購入を関西電力との随意契約から、
CO2排出量が少ない、再生可能エネルギーを導入している
などの環境配慮評価基準をクリアした事業者に入札参加を認める方式に変更。
入札に切り替えたことによる費用削減効果は年約1億4千万円とのこと。
これ自体は評価できます。
ただし、
当然ながら環境配慮方針に基づく電力調達は、費用削減だけが目的ではなく、温暖化の原因となる温室効果ガスの大幅削減をいかに実現できるかが要。
ちなみに高槻市が2019年度に使用した電力における再生可能エネルギーの比率は30%。
ここからさらに再エネを導入する電力会社を高く評価する基準に見直すことや、入札に総合評価方式を導入するなど、再エネ比率をさらに上げるための取り組みを求めましたが、
市は「再エネの比率を上げると費用が増える」と消極的。
電気代が増えることを気にするのもわからなくないけれど、再エネ比率を上げたら
費用削減効果がまったくなくなるわけではない。
どちらも両立できます。
むしろこのまま温暖化による気温上昇を許せば、自然災害や環境破壊による将来の経済的損失ははかりしれない。
実際に、二年前の豪雨や台風21号による激甚災害指定など、高槻市は大きな損害が発生しています。
もはや目の前の電気代があがることを気にしている段階とはいえないのです。
東京都では昨年度から本庁舎の使用電力を再生可能エネルギー100%にしました。
基礎自治体でも同様の取り組みが広がりつつあります。
高槻市もやりましょう!
もちろん、電力の大量消費を是正していくことが大前提です。