◆文教にぎわい委員会に出席。
学校の臨時休校の影響で、児童生徒の間に学習の進捗度で差が生じているとのこと。
それと、特に小6と中3は他の学年とは違って、卒業までに予定していた授業課程を終えねばならず(他学年は特例措置あり)、大変な状況に。
◆そこで府の補助金を使って、放課後に実施していた「再チャレンジ教室」で
生徒たちのサポートをしていた「学習指導アドバイザー」を増やそうという提案。
◆本来は教員の数をもっと増やさないといけないのですが、
とにかく今年度の小6、中3をなんとかしないといけない。
それはわかるのですが、現在、高槻市の学習支援アドバイザーは有償ボランティア。
活動は小中学校とも週2回、1回2時間程度で謝礼が一回1500円。
2時間であれば最低賃金に届かないのです。
下は募集チラシの一部です。
◆上の通り、宿題や自習の支援ならボランティアでもよかったかもしれません(それでも最賃は確保すべきですが)。
でも、今年度はコロナの休校で大変な生徒たちの支援のため、授業時間も学習支援アドバイザーが入って支援するとしています。
当然、いままでとは役割が変わってくるはず。
場合によっては、●●中学校の生徒が、まだ数学の習熟度が不十分なので、
この日に、この時間まで、集中的に支援に入ってほしいと学校から指示したとします。実際、そのほうがより必要な支援ができるでしょう。
でも、それはできないのです。なぜならボランティアだから。
学校が指示をした時点で使用従属関係ができる、つまり労働基準法第9条の労働者性が明らかになるため。
◆だから、この際、学習支援アドバイザーを会計年度任用職員(アルバイト職員)として採用して最賃を確保した報酬を支払うべきだと、指摘しました(しかもいままで市の単費でやってたのが、府の補助金が入るわけだし)。
◆下は吹田市の学習支援員の募集内容
会計年度任用職員で時給1156円で、交通費まで支給されます。
こっちのほうがいいですね。
人材を集めるためにもこのようにするべきです。
委員会で吹田市の会計年度任用職員として採用しないのですかと問うと・・・
市の答弁は
いままで通りでやります。
◆あの~、小6と中3が大変だからって言ってましたよね。
なのにボランティアの方がが空いた時間に来て付き添ってもらうこれまで通りで本当に大変な生徒の支援が十分にできますか?!
学習支援アドバイザーは元教員の方や、教員志望の学生さんなど多様な方が参加していただいていますがみなさんの善意に甘えてはいけない。
本当に生徒たちを支援する気があるのか、これ以上市の費用負担を増やしたくなかったのか・・・。
いってることとやろうとしていることが一致していないと指摘すると
他の議員さんからもやるならしっかりやってほしいとの意見が。
厳しいかもしれませんが、補正予算案には反対しました。