高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

図書館協議会

◆先日、図書館協議会に出席しました。

図書館では入館から30分以内で退室としたり、

返却本を72時間取り置き、

入館者の氏名や住所などを記入したりとコロナ対策がとられていますが、

近隣市では時間制限を解消したり、個人情報の収集もしていません。

本の72時間取り置きも行っておらず、図書の貸し出しが遅れることも、

大量の取り置き本で読み聞かせスペースが埋まって使えないということも発生していません。

◆感染の第3波が起きているなかでありますが、いまのところ全国的に図書館でクラスターが発生した事例はなく、種々の利用の制限を見直すことも必要だと思います。

◆そのほか、協議会で指摘したのは・・・

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◆ここ5年の図書費、本などを買っている費用の決算額の推移ですが、

年々減少しています。2018年の小寺池と阿武山図書館は地震で休館していたこともありますが、全体で15年から19年までに約2100万円の予算が減っています。

協議会では「前年度より費用を抑えるよう執行部から指示が出ている」という説明がありましたが、いつまでも本を買うお金を削減し続けていいわけがありません。

◆しかも・・・

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◆これは2017年から始まった、北摂7市3町の図書館の広域利用の状況です。

他市の図書館を利用できるのですが、赤枠のところ、

高槻市民が茨木と島本の図書館から本を借りている数が、茨木、島本の市民が高槻市の図書館から借りている数よりも多いことがわかります。

広域利用そのものを否定するわけではありません。しかし、

島本町の図書館を利用しているのは五領・上牧地域にお住まいのみなさんだと推測できます。

五領・上牧はまだ図書館が建設されていない地域です。

建設構想はあるのに、いまだ着手に至っていません。

高槻市立図書館整備方針にも「五領地域は、図書館整備の優先順位が高く、上
牧駅周辺の公共施設用地を活用した建設計画の検討が課題である。 」と書かれています。

◆いまの状況は、高槻市が図書館の予算を減らし、かつ、図書館の整備を放置して、

広域利用をいいことに、当該地域の市民にお隣の自治体の図書館を利用させている。

と言えるのではないでしょうか。

◆これでは情けない。

高槻市民の島本や茨木の図書館利用の状況を分析して、残る図書館整備を進めるよう求めました。