高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

共謀罪強行採決反対

◆午前中は田植え。

※今年も田植え。猛暑にも負けず豊作になればと思います。

◆その後JR高槻で共謀罪法案の廃案を訴える街宣へ。
チラシの受け取りもよく、署名も以前より書いてくれる人が増えてきました。
◆国会の会期を延長せずに強行採決かと言われていますが、法案への理解は進むどころか、政府答弁への疑問や
正当な市民活動も処罰対象になるのではないかといった不安ばかりが膨らむ一方。
監視や密告が当たり前の社会はまっぴらごめんです。
◆もはや共謀罪法案はテロ対策のためではないことが明白。
厳罰化によってテロを防ぐという発想ではなく、テロを生み出す貧困や格差、差別や暴力などを取り除く努力こそ政治が果たす責務だと思います。

◆前日の土曜日。
来年小学校で教科化(中学校はその次の年)される道徳についての学習会を開催。
◆道徳教科書のパン屋の表記を伝統文化を尊重しなければいけないという文科省の注文を受け
和菓子屋に変更した話、実は笑ってばかりもいられない。
◆今後、生徒たちは道徳を「評価」されることに。
自分の考えで物事を判断することより、良い評価を受けるための判断を優先するようになるかもしれません。
それこそ本当はパンが好きでも、評価されるためには和菓子が好きだと言ってしまうようなことにならないか。
多様であるべき価値基準をひとつの方向に引っ張っていってしまう危険性があります。
◆道徳では22の「徳目」を生徒たちに身につけさせるとされ、
思いやりや礼儀、友情といったものから、国を愛する態度(愛国心)まであり、
これらを評価する必要がどこにあるのか、そもそも評価すべきことなのかが大きな疑問です。
◆戦前、道徳教育は「修身」として教育勅語の「忠君愛国」精神を身につけさせるものでした。
生徒は三段階で評価され、評価の低いもの(忠誠心のないもの)は進学や就職もままならなかったようです。
まさに「お国」のために心身を捧げる人間を作りだすために道徳教育があった。
教育勅語をこどもに暗唱させる森友学園の教育を首相夫婦が褒め称えていましたが、
安倍首相が主導してきた今回の道徳教科化の復活に「きな臭さ」を感じずにはいられません。
高槻市では6月7日から7月7日まで教育センターや中央図書館で8月に選ばれ採択される各教科書会社の道徳教科書が
展示され、市民意見を募集しています。
◆戦前の修身を土台にしたような教科書ではなく、人権・平和・共生を大切にする、よりまともな教科書が採択されなけばいけないと思います。