高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

新名神

3日(水)に新名神・交通体系等対策特別委員会の視察で現地視察に行きました。

画像は当日いただいた資料で、視察先は
1.成合の高槻JCT工事
2.萩之庄梶原線
3.高槻ー八幡間の市内凍結解除区間

…ということで画像に位置を記しています。


1.成合のJCT(ジャンクション)工事の様子です。工期は2010年12月から2013年11月となっています。ちなみに橋脚一本完成に三ヶ月要するとか。
現場周辺は田んぼ。今年はイノシシ被害が増えたと他の委員から聞きました。すぐ近くに民家もあり、大きな防音シートで境界を隔てていました。


2.萩之庄梶原線。171号線イオン高槻の付近です。

赤線に沿って工事が行われています。第一期工事とされていて今年度で工期終了です。最終的には上牧まで延伸する予定です。
→部分は今後トンネル工事(この表現が正しいかわかりませんが)を行い、西国街道のバイパス(府が施工)として整備されます。工期は2018年まで。

3.最後に上牧小学校へ。この赤線の高さは正確ではありませんが、小学校の真横を通って枚方(八幡JCT・IC)から高槻JCT・ICに接続されます。
ただし、小学校への影響、鵜殿のヨシ原への影響(自然環境への負荷、野焼き時の影響など)や、高圧電線が張り巡らされている(変電所近辺)ため、現状では
電柱や電線を移設する必要性もありと、施工には多くのハードルがあるとの説明を受けました。
凍結解除区間の完成予定は2024年3月となっていますが、この区間だけでも総事業費3,547億円との概算です。


過去から賛否議論があったなかで動き出してしまった新名神事業。
この現状から議論をしなければいけなくなっています。

でもしかし、渋滞の緩和、神戸〜名古屋間の40分の時間短縮、地震時の代替道路、地域経済の活性化と謳い文句は結構ですが、
「コンクリートから人へ」はどこへ行ったのか。
少子高齢化、縮小社会(身の丈にあった暮らし)というなかで、どれほどその必要性があるのか、暮らしの実情にそったものでしょうか。

東北の復興と増税しても、予算が直接関係のない公共事業にも使われている状況をみると、
社会保障のためと引き上げられる消費税の使途も疑わざるをえません。
増税⇒大型公共工事⇒経済成長よ再びという図式は幻想だと思うのですが。