高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

TPP反対デモ

ちょっと日にちはさかのぼります。11月13日の土曜日に「日本のTPP参加反対デモ」を行いました。
毎日高槻で畑仕事をしている仲間は市役所前に長靴のまま登場!「日本の農業を守ろう!」「大臣も畑で草引きしろ」「自分たちの食べ物は自分たちで作ろう!」
といった掛け声のなか30分にわたるデモ行進をしました。
いやしかし、どれだけ腹が減っても車やテレビは食べれません。いま世界では干ばつや異常気象で穀物などの生産が減り、食べ物が投機の対象になり値段が高騰したり、人口増加が急速に進んでいるなど、食糧危機を予見するような事例は枚挙に暇はないですよ。
そんななか自国の農業をつぶすような関税撤廃のTPPに参加すればこの国の未来は暗いものになります。絶対。
グローバル経済は冷静に考えることを放棄して猛進を続けています。法人税が下がろうが関税が撤廃されようが日本より安い労働力があれば
なりふり構わず自国の労働者を見捨てるのが利潤のために動く多国籍企業です。それを援護射撃するような国の方針は一体どこを向いているのか全くわかりません。
少し話がずれましたが、農業は人と人のつながりのなか、自然と共生し、さまざまな文化を育んできました。それらはこの工業偏重の社会にあっては、
価値のないものに見えるのかもしれません。しかしその工業偏重社会が環境を破壊し、人とのつながりを分断し、モノは溢れて、人はいつまでたっても満たされない
まま心を病んでいく。そういった社会を作ったのではないかと思います。工業化がすべて悪いわけではありません。どのように自然と調和した社会を作っていくのかを
考えたとき、農村、農業から学ぶべきものもたくさんあると思うのです。