高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

遅まきながら活動報告ニュースの「りゅうた通信」が出来上がりました。
2013.2.1りゅうた通信.pdf 直
昨日はエルおおさかで開催されたシンポジウム「もうたくさんだ!ーさらば橋下・維新現象」に行きました。
会場は立ち見が出るほど多くの参加者(2時間半立ちっぱなしは結構応えました…)。
集会では桜ノ宮高校の保護者と生徒とともに入試中止・部活動停止の撤回を求める活動をしている弁護士さんや、
クレオ大阪廃止、職員基本条例・刺青調査、朝鮮学校無償化など、橋下・維新がこの5年間で行ってきた圧政
に抗する方たちから報告があり、それぞれの現場で何が行われてきたのかがよくわかりました。
閉塞した状況を打ち破ってくれるという期待感が先行し、大阪府内では高い支持を誇る維新ですが、
実際に何を目指し実行してきたのかを冷静に見なければいけません。
人と人のつながりを分断し、力のあるものがより強く、そうでないものは自己責任で切り捨て
貧困と格差を拡大してきた新自由主義といわれる政治の延長線上にある維新の政治。
桜ノ宮高校で行おうとした教員の総入れ替えや入試中止のように「リセット」すれば問題は解決するというのが
橋下・維新の政治理念です。混沌とした状況に対して「リセット願望」を持つ若者が多いと聞いたことがありますが
現実の世界はテレビゲームのように単純なものではない。
権力者の一存で何でも変えていく、これは一見スピード感があって物事が前に進んでいるように感じますが独断専行政治の行く末は暗い。
私が責任を持つからみんなそれぞれの持ってる力を出し合ってやっていこうというのと
私がすべて決めるからみんな言うとおりにやれよというのは全然違う。
時間はかかっても変えなければいけないことはなにか、多様な意見のもとに議論し、民主主義に則って進める。
そうでなければ声の小さい、社会的弱者はますます隅に追いやられてしまうと思います。
時間も暮らしの余裕もない人たちにとっての政治参加は現実的ではないかもしれませんが、その状況こそまずは変えていかないと。