高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

拙速な市バス高齢者無料乗車証の有料化提案

◆今日は私が所属する文教にぎわい委員会と福祉企業委員会で付託案件の質疑がありました。

文に委員会(この略称でええんかな)を終えたのち、福祉企業委員会の傍聴へ行くと、付託案件の質疑・採決を終え、協議会が開かれていました。

◆協議会資料は四点、「手話言語条例の素案」や「子ども・第二次子育て支援支援事業計画素案」など、注目の資料がずらり。

そんななか、

「市営バス高齢者無料乗車証制度の見直しについて」という資料が配布されました。

以下がその資料です。

drive.google.com

◆見直し内容は

・70歳から74歳までは一乗車100円に。75歳以上が無料に。

・経過措置で、2021年度から有料化が始まり、2030年度に経過措置終了。

 現在68歳の人は71歳で無料に、現在67歳の人は72歳から無料という具合に1歳ずつ引

 き上げていくので、現在64歳のひとは75歳から無料になる。

というような内容です。

◆しかしこの資料を読んで「はい、わかりました見直しOKです」とはならない。

 

不明な点、抜け落ちている点が散見されます。

◆つい先日、11月21日に高齢者福祉専門分科会、11月27日に自動車運送事業審議会で、

高齢者無料乗車証について審議をしたばかり。自動車審議会については次回答申案が提出される段階です。

もう分科会や審議会の議論をよそに、見直し案を練っていたのかもしれませんが、

来年3月に採決なんて

拙速過ぎる。

◆高齢者はもとより、全市的に影響が出る話。

市民への説明も必要。

なのに、あと3か月しかないなんておかしい。

もっと時間をかけて議論すべき。

◆日本では無料パスの有料化、公営バスの民営化がこの間進められていますが、

ヨーロッパなどでは、公共交通機関の無償化に取り組む国や自治体があり、

福祉的効果だけでなく、環境保護政策としても効果が出ているとのこと。

◆とにかく・・・

こんなやり方で有料化を認めることはできません!

◆12月議会の一般質問は12月16日(月)と12月17日(火)です。