高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

全員協議会


地震から1週間が経過しました。
徐々に日常生活が戻りつつあるなか、現在も90名近い方が避難されています。
また屋根瓦がずれ落ちたりなど、住居の損壊で困っている方が多く、り災証明書の受付は現在2,900件で現在も増え続けています。
ブルーシートを屋根につけたくても人手が足りず、屋根の修理にいたっては9月以降まで待ってと言われたなんて話も聞きました。
自宅が損壊したけど建て替えるのも、引越しするのもどちらも気が滅入るという高齢の方の話、家の修理をどこに頼めばいいのか、
何をすればいいかわからないという方の話などなど、
市営住宅でも損壊のため避難されている方もおられ、住居問題は長期化しそうです。
◆本日付けで、高槻市ホームページに「被災した住まいに関する専門家による相談会」の案内が掲載されています。
こちら→ http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kinkyusaigai/shien/1529978478147.html

ただ現状では行政の支援策は対象者が限られているものがあり、制度の見直しや市独自の新たな施策などが必要です。
◆今日は本来は市議会で一般質問が予定されていましたが地震で中止となり、かわって地震に関する全員協議会が開かれました。
はじめに市長からこの間の地震への市役所の対応について資料をもとに説明がされ、
その後市議会各会派が提出した質問を議長が集約して読み上げ、市長が答弁するという方法で質疑応答が行われました。
◆先に書いた被災住宅の相談会など、被災者支援などについては新たな対応について言及があり、
またすでに提出していた質問、要望に対応したものなどもありましたが、
寿栄小の事故についてはすでに報道されていることが答弁され、再質問がないため、踏み込んだ質疑にはならず、形式的なもので終えたというのが感想です。
例えばブロック塀の設置経過は「不明」という答弁でしたが、どういった調査を行ったのか、どの程度までは判明しているのかもわかりません。
また「なぜ無資格の職員が点検したのか」など、提出して採用されなかった質問もあります。
◆事故の検証をはじめ、災害対策の課題が山積しているなか、今日の議論だけでは正直、消化不良です。
協議会ではこれまでの経過と現状を報告する資料と、議会の質問項目が書かれた文書が配布されたのみで
行政の答弁や議会の要望項目については文書配布がありませんでしたが、少なくとも今日の協議会の内容をホームページなどで市民に公開するべきです。