高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

中学校道徳教科書


◆中学校道徳教科書の学習会を行いました。
講師は相可文代さん
文科省の検定を通った8社の道徳教科書の内容から問題点などを話してもらいました。
例えばこういうもの。
・なぜいじめがいけないかのより、いじめをすれば刑事罰の対象になることを具体的に記述している。…脅せばいじめはなくなるという発想?
・仕事で遅れて友人との会食に行くと、みな待っている間に食事の席で仕事をしていたのに感心し、会食後会社に戻って仕事をする話を紹介している…長時間労働の奨励?
などなどで、特に日本教科書と教育出版には問題のある記述が多いと相可さん。
◆ちなみに小学校では4月から実際に授業が始まっていますが
6年生の教材には
ある野球部員が監督の指示に従わず、機転をきかせて決勝打を放ちチームは本戦に出場することに、
しかし統制を乱したとの理由で本戦には出場させないと監督から告げらた選手は涙をこらえて…
という話があります。
監督の言うことが何より優先され、ルール破りをするものには相応の仕打ちが待っている…
いやこれ、どこかの大学に似てなくね? ってネットで話題になったとか。
◆現実のほうは監督が自分の責任を選手になすりつけ、事実を隠蔽しようとするさらに醜悪なものですが、なんたってその元祖は安倍政権。
今回の道徳教科化は安倍政権が推し進めましたが、国会で平気でうそをつく首相がこどもたちに道徳心を養えって
あまりにもブラックジョークが過ぎる。
お上に従順な人間を作り、人権や平等、民主主義を否定する価値観を強制してきた戦前の道徳(修身)。
そこまで露骨でなくてもそういった考えが見え隠れする教科書ではなく、人権や平和についての記述が多い教科書の採択を望みます。
◆教科書の展示は6月6日(水)から7月6日(金)まで(図書館は6/18〜23は休館)
教育センターと中央図書館で検定教科書への意見が提出できます。