高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

新名神と9月議会

◆明日、9月議会が告示されます。日程はコチラ

◆本日は「新名神・交通体系等対策特別委員会」があり、出席。
本来、委員会は11月と来年2月に開かれるのですが、4月の有馬川橋、5月の余野川橋での新名神工事事故を受け、9月議会の直前に急きょ委員会を開くことに。
◆高槻ー神戸間は2016年度末の開通予定が2017年度末に、高槻ー川西間を2017年度の秋ごろ部分開通することに。
しかし、当初の開通予定は2018年度。それをNEXCO西日本が「経済効果を最大限に発揮する」として2016年度開通に前倒ししていました。
◆有馬川橋の橋げた落下の原因は「吊桁を支えるベント支柱の基礎部に不当沈下が生じ、ベント支柱の傾きが進行した」ためと報告されています。
それは元請業者が基礎部の地盤調査を行わず、強度が低い地盤が存在したことを確認できていなかったためです。
架設工事の地盤調査は、元請業者の持ち出しになることが多く、しっかりとした調査のうえで基礎を作れば費用がかかるという指摘がされています。
◆うーん、、「経済効果を最大限に発揮する」名目で工事の安全対策に時間もお金も削るようなことがあったのでは、と勘繰りたくなります。
今回の事故では人命が失われたわけですから責任は重大です。
経済効果を優先し、そのために損なわれるもの(自然環境を含め)に目を向けてこなかった結果ではないかと思います。
◆市は、新名神本線の開通を待たずに工事をNEXCOに委託している市道の原成合線や現名神の入り口となる高槻インターチェンジの早期供用を要請していますが、
まず安全確保が優先されないといけません。
◆高槻と茨木を結ぶ「原萩谷トンネル」の茨木側のトンネル坑口上に大規模な地すべりがあり、昨年度から対策工事が実施されています。
また橋桁の接合部にずれが生じた高槻第二ジャンクションのランプ橋では、ずれた個所を切り取り、新しい部材をはめ込む工事を5月後半から6月初旬に予定していましたが
神戸、箕面の事故の影響で、工事が完了せず、再度11月に工事を行うと答弁がありました。
この工事完了後に当該箇所の疲労度や耐久度のモニタリングをNEXCOが行うとなっているので、NEXCOから市へ結果を報告するよう要請しました。