高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

誰のための憲法か


◆「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」のメンバーで
「解釈で憲法を変えるな!」と題したビラの配布とリレートークを行いました。
憲法が一部の人たちの考え方に合うように変えられるようになったら
それはもう憲法でなくなります。
「選挙で選ばれた政府が憲法解釈するのだから、間違ったことをするわけがない」
といいますけど、ナチスも選挙で選ばれてとんでもないことをやったわけです。
だから、政府が変なことしないように憲法がある。

◆「国民の生命を守るため」集団的自衛権行使が必要と説く安倍首相。
しかし戦争で軍隊が守るのは国民ではなくて国家・政府です。
それが戦争の本質です。
もっと言うと
今国会では集団的自衛権の喧騒にまぎれて、ひっそりと医療・介護保険の改悪法案が可決しました。
たくさんの医療、介護関係者や当事者の反対の声があったのにもかかわらず、です。
社会保障を切り捨てるのは、命にかかわることではないのでしょうか。
これは憲法25条の生存権を侵害する憲法違反です。どの口が「国民の生命のために」と言えるのか。
先日講演していただいた伊藤真弁護士は「権力は必ず嘘をつきます。どんな政権でもです。」
と話していました。
だから私たちは権力の言うことを鵜呑みにしてはいけない。
国民のためというのは詭弁かどうか、見極めることも必要なのです。

ナチスの国家元帥だったヘルマン・ゲーリングの有名なこの言葉↓
自民党の壊憲派のやってることと、ほぼ同じことに戦慄します。
もちろん、国民は戦争を望みませんよ。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようなんて思うはずがありません。一般国民は戦争を望みません。
ソ連でも、イギリスでも、 アメリカでも、そしてその点ではドイツでも同じ事です。政策を決めるのはその国の指導者です。そして国民は常に指導者の言いなりになるように仕向けられます。
……反対の声があろうがなかろうが、人々を政治指導者の望むようにするのは簡単です。国民にむかって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。そして国を更なる危険に曝す。このやり方はどんな国でも有効ですよ。」(ナチスの国家元帥 ヘルマン・ゲーリング