高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

直近



先週、市民有志で開催した森住卓さんの写真展は暑いなか多くの方がこられました。
苦悩する農家、避難する人、留まる人、マスクをして通学する子どもたち、生き物に忍び寄る放射能の影響など、
マスコミで報道されることのない現地の様子が、写真から伝わってきました。
来場者には涙を浮かべる人もいました。
同時展示したチェルノブイリの写真を見ると、福島事故の影響はこれからその影響が出てくるのだということがよくわかります。
非常に残念で悲しいことですが、原発事故はこの先、長期間、収束することはないのです。
改めて原発の怖さ、愚かさに気づかされる写真展でした。



先日の豪雨被害は市内各地でいまだにその爪あとが残っています。
写真にあるようにブロック塀が壊れ、隣家の土砂がなだれ込んで外壁や室外機などが損壊、
しかし市からは罹災証明が発行してもらえないという連絡がありました。
罹災証明書を発行する資産税課に問い合わせると現地に確認に行くとの回答。
しかしその数日前に下水河川事業課の職員の方が一度訪れて見舞金の案内の文書を投函している…
現場確認はこのときにされなかったのか…。
職員の方も連日対応に追われ大変だろうと察します。
が、市民は一体どこに連絡すればいいのか、待たされ、また違う部署にまわされと混乱している方もいます。
大震災後、災害対策の見直しで、国では天文学的予算での防災対策と銘打った公共工事を、という声も聞こえてきます。
しかしハード面の強化よりも、できる限り市民の声をひろい早めに対応できるようなソフト面の強化が肝要だと思いました。


写真は岩手県の道の駅で見かけた超巨大白うり
昨年訪れた岩手県釜石市で一緒にボランティアをした方から電話をもらいました。
現地では復興が進んでいる地区と何も変わっていない、どころか、より悪化(仮設住民のメンタルヘルスの問題など)している地区があったりと
状況は必ずしも良くなっていないそうです。
被災した方は震災のことが忘れられていくことを心配しているとのこと。
夏には行けなかったけど
9月議会後に現地へ…
と考えています。