高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

大飯原発に活断層?


今日はエル大阪であった「断層の掘削調査を実施させ大飯原発の再稼働を止めよう!緊急集会」に行っきました。
上の画像は集会のゲストだった渡辺満久さん(東洋大・変動地形学)が講演のなかで使っていたものです。
大飯原発再稼働が決定される前の6月1日、大飯原発3.4号運転差し止め仮処分裁判原告団が画像のF-6断層について福井県に申し入れ、12日にこの断層と災害時の制御棒挿入を問題として運転停止を求める行政訴訟を大阪地裁に提訴しています。
この大飯原発直下に存在が疑われるF6断層、渡辺教授はもし、断層のずれが生じれば原発建屋は壊滅的な被害をうけると指摘されていました。
7月3日、国の「地震津波に関する意見聴取会」ではこのF6断層の問題について原子力保安院はひとつも触れず、
その理由を断層についての資料を関電が提出しなかったとしています。(関電はいまだに資料を出していないそうで何かまずいことでもあるのか…)
次回、7月中旬の意見聴取会ではこの問題をとりあげる予定ですが、大飯4号機の再稼働を行ったあとに断層についての議論を始める、つまり断層の問題を先送りにして再稼働を始めるのではないかと言われています。
渡辺教授や複数の国会議員はその前に大飯原発敷地内での掘削調査を行うべきと訴えていますが、いまのところ関電も国も「断層の危険性はない」とこれを了承していません。
そこで原告団は国へちゃんと掘削調査を行うよう、緊急署名を集めています。
こちらから署名できます⇒署名して再稼働阻止!
渡辺教授によれば、これまで全国の原発立地地域では活断層の過小評価が意図的に行われてきたこと
=「活断層の値切りと無視」が非常に問題であると話していました。
これはいかに原発が国や電力会社都合のいいように作られてきたかの証左です。
あのアメリカでさえ(おっと失礼)原発建設時に微細な断層が発見されただけで原発の建設を中止したそうです。実際、活断層が多い西海岸側は原発が極端に少ないのです。
それに引き換え、大飯原発の安全性は確保されたと見栄張って再稼働を強行した野田首相。ほんま無責任!何考えとんねん!
このF6断層の問題、少し報道がされた程度であまり認知されていないように思います。
もっと多くの人に知ってもらわないといけません。
明日9日は運転差し止め仮処分裁判の第三回審尋があります。

4月に敦賀原発は直下に活断層の存在が認められました。
大飯原発もこのF6断層の存在が立証されれば再稼働阻止につながるかもしれません。
そして明日、衆院予算員会で社民党服部良一議員がこのF6断層について質問するそうです。注目。