福井県庁横の中央公園であった大飯原発3.4号機の再稼動に反対する集会に行ってきました。
福井は雨のようなみぞれのような雪のようなものが降っていてすごく寒かったのですが、
会場には近畿圏に留まらず、東京や石川、福島の方々も来られていました。
壇上での呼びかけでは小浜市で原発反対運動をされている住職の中嶌哲演さんが
「原発政策は3.11の前からすでに破綻していたのです。地元の声を聞かないまま進めてきた安全評価による国の政治判断で再稼動をさせてはいけません」
と、自らは県庁前で断食の座り込みを敢行して再稼動を阻止すると訴えておられました。その御意志に心から敬意を表します（ただ体調を崩されないことを願います）。
国はいま4月の原発再稼動を虎視眈々と狙っています。
地元(福井はもとより滋賀や京都はもちろん高槻もみんな地元です)の意向を無視した国の政治判断は民主主義を否定するもので到底許されません。
原発がなければ経済が停滞するというのはこれまでの大量生産大量消費社会を省みる姿勢がまったくありません。
資源を貪り環境を破壊してきた社会を改める最前線に原発からの脱却があります。
関西は原発依存が高いと言われています。これは逆にいえば新たなエネルギーの導入、省エネの推進、
そして経済成長という幻想に縛られない新しい価値観や生き方を作っていく先進地になれる可能性を持っているということです。
その実現を模索することこそ今一番必要なことではないでしょうか。
将来、こどもたちからなぜあの時原発を止められなかったのかといわれることのないようにいまが踏ん張りどころです。
がんばりましょう！
