◆高浜・大飯原発の差し止め裁判の報告集会参加のためキャンパスプラザ京都へ（主催：若狭の原発を考える会、京都脱原発原告団）。
鹿島啓一弁護士から12月24日の福井地裁が下した仮処分命令取り消しまでの顛末を臨場感のある詳細な説明がありました。
◆仮処分取り消しで法的には高浜3・4号機の再稼動は可能に。
12月22日の福井県知事の再稼動同意、そして24日の判決、その翌日に関電が核燃料を装荷するという、事前にシナリオが用意されていたとしか思えない一連の流れ。
◆樋口前裁判長は新規制基準は緩やかで合理性に欠くとして運転差し止めを命じましたが、林潤裁判長は当該原発を「社会通念上無視し得る程度」だとして差し止め処分を取り消しました。
社会通念上って･･･どういうこと？ 避難計画はずさん、使用済み燃料プールの脆弱さ、甘い基準地震動の想定などなど決して無視などできない危険が山積みですが。
◆鹿島弁護士は「裁判長の言い分はあまりに稚拙。差し止めを主張する原告の訴えに耳を貸さず、関電側の主張を丸呑みしている抗告し、さらに追及し、再稼動を阻止したい」と締めくくりました。
◆司法でのたたかいとあわせて現地では集会が予定されています。
高浜原発を再稼動を許さない全国集会
1月24日（日） 14：00〜15：30
高浜町文化会館大ホール
