高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

あの曲をふと思い出す

東日本大地震発生から今日で一週間経ちました。いまだ行方不明の方が多くおられます。
ライフラインも途絶え、孤立している人たちもかなりおられるようです。避難所で亡くなられた方の知らせに言葉を失います。
義援金を送る他、避難された方の受け入れも可能な限り範囲を広げていくなど全国的な救援の動きをつくるときだと思います。
そんななか、被災地でない周辺で、過剰な自己防衛・自己保身が気持ちを暗くさせます。
昨日、近所のコンビニでは物資を被災地に優先的に送っているので商品の納品に滞りが出ているとの張り紙がありました。この一時的な物不足にあわてて買い込みに走る人が増えているそうです。皮肉なことに日本は大量の食糧を廃棄している国です。落ち着きましょう。物資の不足が起こっています。被災地では1家族にビスケット1袋という状況です。そのことをまず念頭に置くべきです。
また、この危機に乗じて為替で一儲けしようとする人たちがいることに怒りと悲しみを覚えます。子どもがお小遣いを募金している裏で、投機に没頭している大人がいます。お金は人の倫理観まで壊してしまうのでしょうか。
原発でいま、決死の作業をされている方たちがいます。健康状態が心配です。そのことに何の情報もありません。都市部の電力の為に地方の人の暮らしが危険にさらされています。地方での仕事が減り、原発で働く人がいます。
東電と政府からの情報も流動的で不安を助長しています。不確かな情報のなか、被災地への差別的な風評が広がるようなことがあってはいけません。チェルノブイリでも広島・長崎でもいわれの無い差別があったそうです。
ふと、ブルーハーツの「チェルノブイリ」が頭のなかで流れました。
まあるい地球はだれのもの?
砕け散る波はだれのもの?
吹きつける風はだれのもの?
美しい朝はだれのもの?