高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

うそも方便って洒落にならん!

自公政権が末期のときも、何かにつけて政治家の失言、暴言、妄言にメディアが攻撃的に報道する、揚げ足とりをしていましたが、
現政権もご多分に漏れず、これは何か示唆的だと感じるこのごろです。
こういう何かにつけてバッシングする風潮は好きではありません。しかしそれでも鳩山前首相の「辺野古移設理由の抑止力は方便」発言には吃驚です。
宇宙人ですから、感覚が違うといえばそうなのかもしれません。しかしあまりにも沖縄の現実が見えていません。
昨年、高木は沖縄での県内移設反対9万人集会に参加しました。5月の普天間基地包囲行動にも行きました。
妊婦さんから、小さな子ども、お年寄りまで一緒になって「沖縄への差別をやめて基地の撤去を」という、悲しみや怒りのこもった切実な
想いを現地で見て聞いてきました。最低でも県外」を掲げながら結局、アメリカや各省庁の圧力に折れて「抑止力」を盾に沖縄の期待を裏切った挙句「方便」だったとは総理大臣経験者のいうことではないと思います。沖縄の人たちに発言撤回と謝罪をしても怒りは収まらないと思います。
そして気になったのは、この件の報道の扱いが小さいことです。「疎い」発言よりももっと深刻なのにこの扱い。
本土の沖縄への無理解と差別をまたしても痛感しました。
引退すると仰っていたので鳩山さんには一市民になってもらって沖縄の人の生活を肌で感じて来てほしいものです。
沖縄県民、普天間基地周辺、辺野古や高江の住民がどれほど尊厳を傷つけられながら今日も闘っておられるか、そのことを知って欲しいと思います。

2010年4月25日、読谷村運動広場にて