高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

図書館協議会

◆先日、図書館協議会に出席しました。

図書館では入館から30分以内で退室としたり、

返却本を72時間取り置き、

入館者の氏名や住所などを記入したりとコロナ対策がとられていますが、

近隣市では時間制限を解消したり、個人情報の収集もしていません。

本の72時間取り置きも行っておらず、図書の貸し出しが遅れることも、

大量の取り置き本で読み聞かせスペースが埋まって使えないということも発生していません。

◆感染の第3波が起きているなかでありますが、いまのところ全国的に図書館でクラスターが発生した事例はなく、種々の利用の制限を見直すことも必要だと思います。

◆そのほか、協議会で指摘したのは・・・

f:id:ryuuta126:20201117085537j:plain

◆ここ5年の図書費、本などを買っている費用の決算額の推移ですが、

年々減少しています。2018年の小寺池と阿武山図書館は地震で休館していたこともありますが、全体で15年から19年までに約2100万円の予算が減っています。

協議会では「前年度より費用を抑えるよう執行部から指示が出ている」という説明がありましたが、いつまでも本を買うお金を削減し続けていいわけがありません。

◆しかも・・・

f:id:ryuuta126:20201117090026j:plain

◆これは2017年から始まった、北摂7市3町の図書館の広域利用の状況です。

他市の図書館を利用できるのですが、赤枠のところ、

高槻市民が茨木と島本の図書館から本を借りている数が、茨木、島本の市民が高槻市の図書館から借りている数よりも多いことがわかります。

広域利用そのものを否定するわけではありません。しかし、

島本町の図書館を利用しているのは五領・上牧地域にお住まいのみなさんだと推測できます。

五領・上牧はまだ図書館が建設されていない地域です。

建設構想はあるのに、いまだ着手に至っていません。

高槻市立図書館整備方針にも「五領地域は、図書館整備の優先順位が高く、上
牧駅周辺の公共施設用地を活用した建設計画の検討が課題である。 」と書かれています。

◆いまの状況は、高槻市が図書館の予算を減らし、かつ、図書館の整備を放置して、

広域利用をいいことに、当該地域の市民にお隣の自治体の図書館を利用させている。

と言えるのではないでしょうか。

◆これでは情けない。

高槻市民の島本や茨木の図書館利用の状況を分析して、残る図書館整備を進めるよう求めました。

気候変動と高槻市地球温暖化対策について、みんなで考えよう

f:id:ryuuta126:20201019131020j:plain

◆深刻さを増す、気候危機。

菅政権は2050年温室効果ガス排出実質ゼロを掲げましたが、

実効性ある取り組みになるのか、まだその中身ははっきりしません。

火力発電新設はもちろん、原発再稼働など論外です。

◆気候問題ってなにが問題なのか、生活レベルでなにができるのか、ピンとこないという方も少なくないと思います。

先月、高槻市は来年度改定の「地球温暖化対策実行計画」の素案を公表しました。

しかし、2030年までにCO2排出を30%に削減するという消極的な目標と、具体性のない計画に留まっています。

国が掲げる30年に2CO2排出26%削減分に4%足しただけ、

もっと高槻市としてできることがあるのに(例えば再エネ設置費用の補助金増額など)まるで意気込みが感じられません。

◆これではアカンと、市民が集まり、気候危機のいまと高槻市の温暖化対策の課題を知って、年末の高槻市温暖化対策実行計画素案にじゃんじゃん意見を出して、

よりよい計画にしようと上記の学習会を企画しました。

zoom配信もありますので、どうぞご参加ください!

大阪市廃止否決

大阪市廃止・分割(大阪都構想)を問う住民投票は僅差で否決されました。

よかったと安堵しながらも、維新の会が仕掛けた空騒ぎに多くの時間と税金が浪費され、多くの住民が振り回されました。

このことの責任は問われるべきだと思います。

www.youtube.com

◆これまでの、支持率の高さや議席数にものをいわせて相手をねじ伏せる強権的なやり方を維新が貫くのか、政治手法を軌道修正をしていくのか、注視したいと思います。

議会でバチバチに論戦をするのはおおいに歓迎するところですが、無意味に敵対関係をつくって求心力を高めていくやり方を続けるのは、対立を深め、政治の質の低下を招くと思います。

ともかくすんでのところで止められてよかった!