高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

平和を

◆「子どもたちと考える『戦争と平和』展」は1000名を超える来場があり、無事終わりました。
パネル展示以外の企画だった大阪空襲の証言、出征したまま帰らぬ夫を待つ老婦の物語「風」の演劇も素晴らしい内容でした。
遺品・遺骨収集を通して沖縄戦について語るピースカフェも若い世代が大いに語りあったと聞いています。
◆開催中に翁長沖縄県知事が逝去されました。
先の戦争で本土の捨て石にされた沖縄
それは現在も続いています。
3年前、辺野古基地建設反対の県民集会での翁長知事のこの言葉が鮮明に残っています。
「ウチナーンチュ、ウシェーテー、ナイビランドー(沖縄の人をばかにしてはいけませんよ)」
こころからご冥福をお祈りします。

高槻や島本の戦時資料や広島、長崎の被爆アオギリクスノキを植樹している小学校のパネルも作成し展示しました。

今年も充実の図書コーナー

沖縄の遺品・遺骨収集のパネル

戦時中のプロパガンダ雑誌「写真週報」を何冊も手にとって読むことができました。
印象的だったのは「米英文化を一層しよう」という特集記事。
高槻の代名詞でもあるジャズも当時は「敵性音楽」だとして、レコードの廃棄が呼びかけられました。
文化芸術が戦争に利用され、軽んじられてきた典型です。
◆4回目を数える戦争と平和展ですが、毎年、新たな発見があります。
戦争の実相に迫ることでいのちや平和の尊さを実感します。
自民党総裁選を前に安倍首相は9条改憲についても言及しています。
展示会で紹介していた沖縄県戦没者追悼集会でスピーチし、話題になった相良倫子さんの
詩「生きる」の一節が心に迫ってきます。

だから、きっとわかるはずなんだ。

戦争の無意味さを。本当の平和を。

頭じゃなくて、その心で。

戦力という愚かな力を持つことで、

得られる平和など、本当は無いことを。