高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

食べものから考える


◆映画「世界が食べられなくなる日&河田昌東さん講演会」
たくさんの方に来ていただきました。
映画に出演していたエリック・セラリーニ教授は
科学雑誌ネイチャーにて遺伝子組み換え作物の発がん性を
告発しましたが、この論文は後に撤回されることに。
講師の河田昌東さん(チェルノブイリ救援中部理事、遺伝子組み換え情報室代表)
によると100年の歴史を持つネイチャーで
論文が撤回されるというのは異例中の異例とのこと。
論証不十分で撤回されたSTAP細胞とは背景が全然違い、
企業・財界からの圧力がかかったのではないかと言われています。
◆世界中で加速するGM作物(遺伝子組み換え)の栽培ですが、実は
日本でも栽培は認可されています。
科学者や市民運動の成果で実際にはまだGM作物は栽培されていませんが
河田さんたちのグループの調査では日本国内で
実験用などのGM種子が輸送時に落ちて、
すでに貨物列車が走る線路沿いなどで発芽し、
他の植物と交配して自生している様子が実際の画像を用いて説明されました。
また日本の食品表示の規定では
加工品での遺伝子組み換え表示は義務化されておらず
知らずのうちに口にしている可能性が大。
アメリカのGMサーモンが商品化され、近く日本の食卓に上がる
(加工品として)可能性も高い。
など、背筋も凍る、うそのようなほんとの話に参加者のみなさんから
ためいきが。
◆また河田さんはチェルノブイリ福島県南相馬市で食品の
放射線測定を通じて、住民の被曝を出来る限りくいとめようと
活動されています。
チェルノブイリの状況、そして福島の状況を詳細なデータを
もとに話していただきました。
◆一度汚染したら取り返しがつかず、自然の摂理や命を脅かし
ウラには巨大な利権構造がある。
遺伝子組み換えと原発には共通項がありすぎる。
◆赤ちゃんと一緒に参加していただいた方から
「危険であることを知り、やめて! と訴えることも
大事だけどこの危機的状況をどう乗り越えるか暮らしのなかで実践することも大事ですよね」との言葉。ほんとその通り。
少しでも自分の食べるものを
作ることもその一つ。
ずっとサボっているけど、まずは時間を作って久々に畑に行こう。
◆講師の河田さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!