高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

先週の報告

先週は行政視察で愛知県・豊田市(トヨタスタジアム視察)と長野県・松本市(議会改革先進市)へ行ってきました。

トヨタ自動車が大口株主でもある第3セクタートヨタスタジアムはサッカーの試合に限定せず市民利用も積極的に行っています。しかしながら維持管理に7億円、収入は1億円です。一般財源からの持ち出しによって成り立っていることからも、税収の多い自治体ならではといったスタジアムでした。
スタジアム建設による市経済への波及効果に関しては特筆すべきものはこれといって無い様子でした。

議会改革で専門誌や大学の調査で高評価を得ている松本市は身近な議会、行動する議会を目指し4年前に議会改革に着手。
定例会、委員会はもちろん議会で行われるすべての会議を公開しています。当初予算説明会をインターネット録画配信で公開するなど高槻市が行っていないものもありました。
こういったインターネットや地元ケーブルテレビを使っての議会中継や、議員個人ではなく議会全体で行う議会報告会を開催したりと市民への情報開示に熱心に取り組んでおられました。また、市民交流会議(市民委員20名)を開催し、市民参加も積極的に行っています。
議会と行政が相乗的に互いの役割を果たし、市政に反映させていくことも議会改革のねらいのひとつですが、一蓮托生では二元代表制の意味が薄れてしまいます。
そういう意味で議会改革は行政、議会、市民三者の協働に緊張関係が要求されるという難しさも孕んでいますが、さて「議会のあり方検討会」を発足した高槻市の意気込みはどうか。高槻の議会改革も市民に開かれたものでありますように…。

三つのガク「学(問)、(山)岳、(音)楽」を街づくりのキーワードにした松本市。まちを囲む山々、きれいな空気と町並み、名物のそばも美味い。いいところです。