史跡整備等特別委員会を傍聴しました。安満遺跡芝生公園の整備について質疑がありました。
京大農場移転の経緯と今後のスケジュールが示され、芝生公園の整備について中間報告がありました。
しかし各委員の質問に対する市の答弁はどれも具体性に欠けたもので、聞いていて納得のいくものではありませんでした。
防災上、この公園がどのように位置づけられるのかがまず曖昧で必要性が充分に示されませんでした。
防災公園の上面利用の試案として報告されたスポーツ系、文化芸術系、自然農業系という三つの案も市内部で決められたもので住民不在のままです。
整備の内容次第では地元周辺の景観も町の形すら変わってしまう一大事業になります。それについて地元住民はもとより市民にも広く意見を聞きながら進めていくべきだと考えます。
移転スケジュールは2018年を目途にしています。9月議会で関連議案が上程されますが今日のような不透明な説明では議論することも難しいのではないでしょうか。
それにしてもハコモノ行政はもうこれ以上必要ありません。もっと優先して市が取り組まなければいけないことがあるはずです。
駅近くに集客が見込めるハコモノがあるから高槻に住みたいと思う人がどれだけいるでしょうか。福祉がしっかりしている、田畑が残り自然が守られている、そういった街づくりにもっと取り組んでいくべきで、そのほうがよっぽど高槻のイメージを良くすることになると思います。
