高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

関西仕事づくりセンター

昨日、「特定非営利法人 関西仕事づくりセンター定例総会」に参加するため、エル大阪に行ってきました。
しかし何を思ったのかドーンセンターと勘違いし、冷や汗。手帳を見ると「エル大阪」の文字がっ…!
結局総会には遅れて参加する羽目に。夏バテか?

「関西NPO仕事づくりセンター」は派遣労働者契約社員が企業の都合で簡単に首切りをされてきたことを背景に、労働者の仕事を労働者自身が獲得し、作っていくことなどを目的に設立されました。仕事づくりと一言で言ってもなかなか現状は厳しいのですが、それでも庭木の剪定や、ホームページ制作、チラシのポスティングなど、専門性も活かして地道に仕事を拡大してきました。飛び入りで参加した60代の男性は「退職して体をもてあまして嫁に勧められて来ました、自分のこれまでの経験を使ってほしい」とうれしいお言葉も飛び出しました。
仕事づくりセンターでは他にも精神的に不安定な労働者の農業体験などの事業も始めています。
震災前から雇用情勢は厳しいままですが、震災を理由にした首切りや賃金カットなどが横行しています。労働者の権利をドサクサに紛れてないがしろにさせてはいけません。
総会では日雇い労働者の支援グループや若者の就労支援に取り組んでいるグループとの連携も視野に入れながら、地域に根ざした事業展開を進めていくことが決議されました。
仕事づくりセンター→ http://members.mu-kansai.or.jp/npo/
総会後、浪速区の人権博物館で開催中の本橋成一さん写真展「屠場ーとばー」を見てきました。
僕も2年前まで肉牛の肥育の仕事をしていたので亀岡の屠場に牛を連れて行き、職人さんの補助作業や内臓の下処理などをしていました。
職人さんが手入れされた包丁使って牛を解体する様は見入ってしまうほど鮮やかで、その姿に牛や仕事に対する敬意と誇りを感じたものです。
写真展は70〜80年代の松原市屠場の様子を本橋さんが写真に収めたもので、当時の職人さんや働く人の姿が飾り気なく素のまま写し出されています。
屠場労働者の歴史的背景には深く触れられていませんでしたが、一般にあまり知られていない屠場で働く人たちの息吹が伝わってくる写真展でした。
本橋成一写真展・屠場(とば)」→ http://www.liberty.or.jp/exhibition/plan/toba.html