高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

一年


3月11日から一年が経ちました。
被災地はどうなっているのか気にかかります。
テレビで「復興、絆、がんばろう」はもう疲れた。という場面を見ました。
当事者の素直な気持ちだと思いました。
復興のためにがれき処理を!と言いますが、何がどうなれば復興なのか
国のいう「復興」には被災された方たちの姿が見えません。
都市部と地方の主従関係を変える気なんてさらさらないのです。
原発もそうです。
住民の生活を盾に再稼動の機会を窺う国や電力会社のやり方は卑怯です。
一次産業の復興や原発にかわる産業はなにか、真剣に考えなければいけないのに何にそんなに急かされているのか。
命は経済よりも軽いのかと怒りを覚えます。
都市に住む人間の問題です。
原発さえ止まれば良いということでもない。
貧困、格差、差別、戦争、
いまの社会が変わらなければいけない。
それは破壊や解体だけではいけない。ましてや妬みや鬱憤晴らしの類であってはならない。
常にどうあるべきかが並行してなければいけない。
それは上からではなく、足元の人々の暮らしのなかから作り上げなければいけない。
そんなことを思いながら
日曜日の御堂筋を歩きました。
震災によって亡くなられた方、原発の災禍で命を絶たれた農家の方、
みなさんのご冥福を祈ります。