高槻生協の主催で16名の有志が、沖縄・宜野湾市にある普天間基地を人間の鎖で囲む包囲行動に参加しました。この一行の団長は何をかくそうこの僕。しかし参加したメンバーは沖縄に何度も訪れているアラ還…もとい、先輩方ばかりで若輩者の僕はみなさんに逆に引っ張ってもらったような気がします…。大雨洪水警報のなか、こどもからお年よりまで1万7千人が参加し「基地はいらない！」と基地を包囲しました。その光景は本土に住む僕もとても勇気が沸いて感動した瞬間でした。
道の駅の屋上から見た普天間基地です。ほんとに街の真ん中にどんと居座っているのがわかります。実際に現地にいくと問題の深刻さが実感できます。沖縄の人たちは戦後、いや戦前からずっと、大和(本土)が押し付けてきた負担や差別的扱いに怒り、悲しみながらそれでも希望をもちつづけてきました。今回の鳩山政権の県内移設への転換は、その県民の気持ちを踏みにじる行為だと思います。今回のツアーで訪れた佐喜眞美術館で聞かせていただいたお話のなかに「国民投票で基地を受け入れる意思を示した都道府県に移せばばいい」と冗談交じりにおっしゃっていたその言葉を遠い沖縄の問題が、大阪に住む自分に繋がっていることを強く心に刻みました。
