高槻市議会議員 高木りゅうたのブログ

高槻市議会議員・高木の活動日記

6月議会その1

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※先日の「第1回レスキューカーニバル」。こどもを連れて行きましたが吹田市の交番襲撃で途中で中止に。

◆6月市議会がはじまっております。

26日の本会議でいくつか質問しましたので、ここに簡単に書きます。

◆障害のある児童が通う通所支援事業「放課後等デイサービス」などの指定、運営基準を定める権限が大阪府から高槻市に移譲されたため、条例を制定します。

放課後等デイサービスは当初から「お金もうけ」として参入した事業者による悪質な事業所運営が問題になっており、児童への虐待もたびたび発生しています。

残念ながら、高槻市の放課後等デイサービスでも虐待事案があり、今年、事業所が人格尊重義務違反で府から指定停止の処分を受けています。

高槻市の条例にも虐待禁止を定めているのですが、他市では条例で当事者の人格尊重を義務付けたり、虐待防止のための研修実施を事業者の義務とするなど、独自基準を設けているため、同様の独自基準が必要だと指摘しました。

◆そして昨年、放課後等デイサービスの支援の質向上などを目的に、国が報酬の改定を行いましたが、これが問題あり。

まじめにやっている事業所ほど、報酬が減り、運営が厳しくなっています。

市は、国の調査で昨年の報酬改定が原因で事業所を廃止・休止したのは0.1%であると

答えましたが、実態はほとんどの事業所が何とかやりくりして運営を維持している事業所が大半だと思われます。

◆放課後等デイサービスの事業者で組織する「全国放課後連」は報酬改定に対する政策提言を3月に公表しています。

ここでは報酬改定で78%の事業所が減収になり、半数で職員の給与をカットしている実態が調査結果で明らかにされています。

◆そして、報酬単価を引き上げ、児童の障害の程度で報酬額を増減するのではなく、支援の内容を評価して報酬額を決めるなどの見直しを求めています。

高槻市も事業所が置かれている現状を聞き取り、国に見直しを求めなければいけません。